はじめに
テニス歴30年以上。現在60歳。
30代後半でテニスエルボーになったことをきっかけに、
バックハンドをシングルから両手打ちへ変更しました。
しかし長年、
「力がボールに伝わりきらない」
「どこかでエネルギーが逃げている感覚」
がありました。
ストロークを安定させるため、毎日素振りをしたい。
でも家の中でラケットを振ると――
- 風切り音がうるさい
- スペースを取る
- 家族から顰蹙を買う
- 市販の素振り用の器具は高価過ぎる
そこで、室内用のコンパクトな素振り器具を自作しました。
完成スペック
- 全体重量:約560g
- 普段使用ラケット総重量:320g(フレーム305g)
ラケットより240g重いですが、
長さが短いため室内でも安全に振れます。
目的はパワー強化ではなく、
スイングバランスの確認なので、そこまで重くはしませんでした。
使用材料
100円ショップ
- 麺打ち棒
- プラスチックの下敷き(薄いプレート状のものならなんでもいい)
- 紙粘土
Amazon
- グリップエンドキャップ
釣り具屋
- 鉛のおもり

ホームセンター
- 木工用パテ
- M6×100mmボルト
- 鬼目ナット
手持ち
- グリップテープ
- 古いテニスボール
作り方
① グリップ成形

麺打ち棒をベースに、八角形に削るのが面倒だったので、
下敷きを短冊状に切って裏、表、右、左の4枚貼り付けて、その間を木工パテで埋めて八角形に成形しました。エンドキャップを装着し、グリップテープを巻きます。
オーバーグリップでなく、しっかり元グリ巻きたいところですが、あまり費用をかけたくないので、オーバーグリップを二重に巻きました。

② 重り固定部の加工
先端に穴を開け、M8の鬼目ナットを埋め込みます。鬼目ナットというのはナットの外側が六角でなく、羽がついていて穴にねじ込むことで固定されるナット。これにボルトで重りを固定します。これが外れてしまうと、振った時に大惨事になるのでしっかりと固定する必要があります。

③ テニスボールでウエイトの作成
先端に取り付けるウェイトは何でもいいと思いますが、古いテニスボールを使いました。試作段階では単一電池を2個先端にテープで固定してみたのですが、万が一にも外れた時のことを考えてテニスボールにしてみました。
通常のラケットの重さ+素振り用にちょっと重めにしたいので、重さは300g以上にしたいところ。釣り用のおもりの規格はよく判らないんですが、上州屋へ行って手で持った感じで15号の3個入り500円程を購入しました。今回の材料の中で一番高いものになりました。テニスボールが55g、テニスボールの中に鉛のおもりを入れ、紙粘土で重量調整。そのうえで100mmのM8のボルトを貫通させます。ボール+鉛のおもり+紙ねんど+ボルトで重量は389gになりました。

④ 組み立て
と言っても、鬼目ナットにテニスボールをボルトで固定して完成です。
総重量約560g。
実際に使ってみて分かったこと
■ 左手主導の感覚がはっきりする
右利きですが、
両手バックでは左手主導を意識して素振りを繰り返しています。
この器具は重さがあるため、
- 左手が止まるとすぐブレる
- 体幹が使えていないと軌道が乱れる
- 手打ちだと安定しない
誤魔化しが効きません。
■ 「力が逃げる感覚」が減ってきた
これまで感じていた、
スイングのどこかで力が抜ける感覚
がかなり改善してきました。
重りが先端にあるため、
身体全体で押し出さないと振り切れません。
結果として、
- フォロースルーが大きくなった
- スイング軌道が安定
- 打球時の厚みが増してきた感覚
があります。





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