調査 なぜジョコビッチは「失格」だったのか

スポンサーリンク
テニス

世間をにぎわしていますが、失格処分に異議を唱えているわけではりません。失格して当然だと思います。でもジョコビッチが嫌いな訳じゃありません。ただ、どういうルールに従って処分が下されたのかという意味での「なぜ?」という疑問です。

ちなみに、ラインパーソンが大袈裟過ぎるという声もあるようですが、テニスやってない人には、フェルトでふわふわしていて柔らかそうに思ってる人がいるかもしれませんが、テニスボールが当たると、そんなにスピードなくても結構痛いです。さらに、まったく予想してない視界の外からボールが飛んできたら、回避行動も取れないのでさらに痛かったと思います。インプレー中は、男子のトップ選手が打ち合ってる中、ラインを凝視して集中している訳で、プレーの間は脱力するのが当たり前。そうでないと2時間も3時間も集中力持ちませんから、たぶん油断、というかボールが飛んでくるとか絶対に予期していなかったはず。そんなところにいきなり喉元にボールくらったら、びっくりしてひっくり返ってもおかしくないと思います。

前置きはいいとして、まず一応、ITF:International Tennis Federationのサイトに行ってテニスのルール(Rules of Tennis)を確認します。当然というか、テニスの基本的なルールそのものが書いてあるだけで、プレー以外で手に持っているボールをコートの外に打ち出した時のことなど書かれていません。

US Openのサイトやニュース記事を読むとGrand Slam Rulesに従って処分と書いてありました。これ初めて知りました。グランドスラム大会にはテニスのルールにプラスして、別のルールブックもある。

答えはこのGrand Slam RulesのPDFの45ページにありました。見出しは「Abuse of Balls」、日本語だと「ボールの乱用」でいいんでしょうか? 

「Players shall not violently, dangerously or with anger hit, kick or throw a tennis ball
within the precincts of the tournament site except in the reasonable pursuit of a point
during a match (including warm-up).」

ポイントを取るため以外で、激しく、危険に、怒りにまかせて、テニスボールを打ったり蹴ったり投げたりしてはダメ。

「abuse of balls is defined as intentionally hitting a ball
out of the enclosure of the court, hitting a ball dangerously or recklessly within the
court or hitting a ball with negligent disregard of the consequences.」

意図して打つ場合と、結果を考えずに打つ場合もボールの乱用になる。

つまり「わざとじゃありませんごめんなさい」と後から一生懸命手を合わせて謝ったとしても、どういう事態を招くかも考えずに、むやみにボールを打った時点で、故意じゃなくても、ルール違反です。

テニスボール、目とか当たってたら、失明の危険があると言っても大袈裟では無いと思います。いらいらして、ラケット投げたり、ボール打ち込んだりはダメです。紳士な振る舞いを心掛けましょう!
そういう私は怒りをぶちまけるより、自分の不甲斐なさに落ち込むことの方が多い(^^;

ボールパーソンを傘に入れてあげたりとか、おもろいオッサン的な感じだったのに、トーナメント主催してクラスター発生して叩かれたり、最近、ジョコビッチのイメージダウンが激しい。絶好調だっただけに、また名誉挽回して欲しいです。

テニス
スポンサーリンク
スポンサーリンク
Try it Now!(やってみよう!)

コメント

タイトルとURLをコピーしました