家にあったCDを全部処分、すべてロスレスエンコードしてディスクに保存したので、撮りためた写真、ビデオも併せて、Raspberry Pi Zeroを使って、まるごとNAS化することにしました。
設定方法は、検索すればあちこちに書いてあると思いますけど、自分用のメモ、壊れた時の修復の時に困らないように纏めておきます。
【やったこと】
-
- フリスクケースにコネクタの穴あけ加工
ディスプレイ接続する気はないので、HDMIの穴は省略。MicroSDは交換しやすいように穴あけて、USBのコネクタも面倒だから2つ分、大きな穴かえました。埃よけと絶縁ができればいいので、見かけは気にしない。 - USBホストケーブルの作成
売ってる100円ショップを探すのが面倒、通販は送料の方が高いので自作しました。
USB延長ケーブルのメス側に15センチほどケーブル残してカット、芯線出して、MicroUSB充電ケーブルのコネクタを分解して、D+/D-/Vcc/GNDの4本を接続します。そしてMicroUSBコネクタのIDピン(4番ピン)をGND(5番ピン)に接続すればOK。
110円(税込)で売ってるお店を探す時間と労力がいいか、近所でケーブル2本で220円(税込み)購入+自作の時間と労力がいいかと考えたら、セリアやダイソーが近所にあるなら、探した方が早いかもしれない。 - SDカードにRasbianイメージを書き込み
SDカードスロット付きのLinuxインストールしたノートPCで作業したので、、
ここからイメージファイルダウンロードして
https://www.raspberrypi.org/documentation/installation/installing-images/linux.md
ここに書いてあるとおり、ddコマンドで書き込むだけ。
$ sudo dd bs=4M if=2020-02-13-raspios-buster.img of=/dev/mmcblk0 conv=fsync - ssh接続許可
SDカードにはbootとrootfsの2つのパーティションができるので、bootパーティションの直下にsshという名前の空ファイルを作成。
touch ssh
でOK。 - wi-fiの設定
sshと同様にbootの直下にwpa_supplicant.confというテキストファイルを作成。
中身は以下。ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
country=JP
network={
ssid=”SSID”
psk=”パスフレーズ”
key_mgmt=WPA-PSK
}そのままパスフレーズ書いてもつながるけど気持ち悪いので暗号化。
$ wpa_passphrase SSID Passphrase
と打つと、
network={
ssid=”SSID”
#psk=”Passphrase”
psk=????????????????????????????????????????????????????????????????
}
と暗号化された64桁の文字列でpskが出力されるので、暗号化した値で置き換える。 - Pi Zero起動
SDカードをPi Zeroにさして電源用のUSBコネクタ接続
LEDがチカチカ始めたらboot開始してるはず。してなかったらSDカードの書き込み失敗なのでチェック。
しばらく待って、ノートPCからssh接続。
Bonjourが動いているはずなので、ルーターからDHCPで振られたIPわからなくても
$ ssh raspberrypi.local -l pi
で接続できるはず。ダメなら、ルーターにアクセスしてIPアドレス確認して、IPで接続してみる。 - DHCPから固定IPに変更
DHCPだと接続時に変わる可能性があるので、固定IPに変更しておく。
設定ファイルは
/etc/dhcpcd.conf
末尾に自前のLAN環境に合わせて以下を追加
interface wlan0
static ip_address=192.168.10.100/24
static routers=192.168.10.1
static domain_name_servers=192.168.10.1 - USB HDDが起動時からマウントされるようにする。
設定ファイル /etc/fstab - sambaのインストールと設定
設定ファイル /etc/samba/smb.conf
パソコンで取り込んだ写真やビデオをsamba経由でラズパイに繋いだディスクにコピーできるよにする。
ホームネットワーク内でしか使わないので、セキュリティはゆるゆるです。以下を追記。[(共有名)]
path = (マウント先)
force user = root
browseable = yes
writable = yes
guest ok = yes
guest only = yes
create mask = 0644
directory mask = 0755 - Ready Media(minidlna)のインストールと設定
DLNAでスマホやテレビから写真や動画が再生できるようにする。
設定ファイル /etc/minidlna.conf
最低限、以下のパラメータ設定すれば動く。
media_dir=A,(音楽データの保存ディレクトリ)
media_dir=P,(写真データの保存ディレクトリ)
media_dir=V,(動画データの保存ディレクトリ)
全部まとめてなら、
media_dir=(データの保存ディレクトリ)
1つだけでよい。
db_dir=(データベース作成先ディレクトリ)
log_dir=(ログの保存先ディレクトリ)
friendly_name=(DLNAサーバの表示名)
inotify=yes ; ファイルが変更・追加された時に自動的に反映される
notify_interval=(数字) ; ファイルの更新をチェックする間隔(秒) 900で15分間隔。うまく動いていれば、Windowsのネットワークから以下のアイコンが参照できる。
うちのブラビアからも見える。
- フリスクケースにコネクタの穴あけ加工
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