テニスやる人は当然知ってると思いますが、ネットのポストは、サイドラインから3フィート(917mm)外側に立てるという決まりです。シングルスのサイドラインはダブルスのサイドラインよりも内側になりますが、ポールの位置の決まりは同じなので、シングルスの時はポールをダブルスよりも内側に立てないといけない。当然、普通の市営コートとかでそんなことはできないので、世の中にはシングルススティック(シングルスポール?、正式名称知らない)というものがあって、シングルスやる時だけ、ネットの高さを内側で持ち上げます。
この高さの違い、ボール半個分くらいなのに、実際にシングルスコートに立ってみると、すごくネットが高く感じて、ダウンザラインのショットがネットしてしまうパターンが多いです。単に下手クソなだけですけど、これは普段の練習から意識してやらないといけない。
市営コートとかでも貸してもらえるけど、倉庫にしまってあったりと、いちいち面倒なので自分で持ってると便利。
木製、鉄製、アルミ製、いろいろありますけど、ちょっと持ち運びには不便。
そしたら、最近こんなの知りました。
https://tennis365.en-jine.com/projects/ssp
90年代スキーヤーには、SINANOと言ったらイントラしか思いつかないですが、あのSINANOがこんな仕事してるとは、ちょっとびっくり。コンパクトだし、軽そうだし、かなり欲しい。しかし値段見て更にびっくりです。いや職人さんの手作りかどうかは知りませんが、この値段はちょっと払えません。練習で使いたいだけで、そんなに高い精度や高い耐久性は求めてません。でも通常見る木製のやつでも5千円とかします。
だったら自分で作るしかない。木材買ってきて高さ合わせて切るだけなら、ホームセンターで角材買ってくればできそうですが、それでは持ち運びに不便だし重い。ラケットバックに入るサイズで、軽い方がいい。となるとSINANOと同じ伸縮式か連結式。最初にイメージしたのは、タープ用のポールがいいのでは?というアイデア。でも、スチール製だと安いけど重い、アルミ製は軽いけど高い。
条件としては、
・伸縮や連結で、持ち運びの時はラケバに入るサイズになること。
・アルミ製で軽いこと。
・目標は1本500円以下。
これで試行錯誤や検索した結果、たどり着いたのは、これです。https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550182221084(リンク切れ)
無印良品:掃除用品システム・アルミ伸縮式ポール 本体:直径約2.5×長さ68~110cm
価格は1本 ¥390円。偶然にも縮めた長さが68cm=27インチ=テニスラットの標準サイズです。
(最終的には3cmほど切ったので、65cmになりましたけど…)
↑【2023/03/28追記】
https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550344831977
いつのまにか価格2倍になってました。
ダイソーにも同じようなものが\300円で売ってるんですが、細すぎて、軽過ぎて、耐久性が不安なのと、長さが少し足りません。他のパーツを買って継ぎ足したら、無印の¥390円より高くなるので、無印に決めました。
https://www.daisonet.com/product/4940921812671
フローリングワイパー 伸縮2段式
https://www.daisonet.com/product/4940921835069
粘着テープクリーナー(伸縮三段式、テープ15周付)
そして、さっそく買ってきました。2本で¥780円(税込み)
伸ばした状態で、91.4cm(3フィート)、107cm(3.5フィート)のところに印をつけます。
107cm以上はいらいないので、パイプカッターでカットしました。
エンドキャップつけて、きれいにカッコよくしたいところですが、安く作ることが目的なので、ペットボトルキャップ(ちなみにウィルキンソン炭酸水)をホットボンドでくっつけて、ネットを掛ける為の溝を入れました。
重さは2本で474g。縮めた長さは65cm。すごく軽いとは言えないまでも、ラケバに入れて持ち運びはできそう。
tennis365のやつは、1本約275g、37cmらしいので、短さでは負けてますけど、軽さでは勝ってます(笑)
ついでにダイソーの100円エプロンを切って縫って、専用ケースも作りました。
そしてオンコートでの実証実験です。
サイドラインから914mm外側に立てる。
バッチリですが、耐久性はしばらく使ってみないと判りません。
コメント